我が家の問題/妻の沈黙

  • 2014/09/07(日) 17:46:16

我が家の問題 (集英社文庫)我が家の問題 (集英社文庫)
奥田 英朗

集英社 2014-06-25
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内容(「BOOK」データベースより)
夫は仕事ができないらしい。それを察知してしまっためぐみは、おいしい弁当を持たせて夫を励まそうと決意し―「ハズバンド」。新婚なのに、家に帰りたくなくなった。甲斐甲斐しく世話をしてくれる妻に感動していたはずが―「甘い生活?」。それぞれの家族に起こる、ささやかだけれど悩ましい「我が家の問題」。人間ドラマの名手が贈る、くすりと笑えて、ホロリと泣ける平成の家族小説。


短編集「家日和」がおもしろかったので、同じ傾向の短編集ならハズレないだろうと購入しました。「家庭の問題に悩む夫婦は妻が専業主婦である」という前提がある気がするのはちょっと気になりますが(もうひとつ引っかかる点があるのですが、それは壮大なネタバレになるので伏せます)、全6話、とてもおもしろかったです。すっきり結論付けていない終わり方をしているお話もあるので、そういうのが気になる方以外はラクに読める本としてオススメします。私が好きなのは「ハズバンド」かな。この奥様、めっちゃカワイイ。心配性というのは他に気持ちが向けばそんなに気にならなくなるものなのです、きっと。
最後の「妻とマラソン」、読みながらあれ?と思ったのですが、やはり「家日和」に登場する作家一家の後日談でした。以前、その「家日和」を買ったきっかけというのがその物語-妻がロハスにハマって大変-に惹かれたことだったので、再会できてうれしかったです。

続いては書かないでおこうかなぁとも思ったのですが、やっぱり本は読んでおこうよという意味で記しておきます。

妻の沈黙 (ハヤカワ・ミステリ文庫)妻の沈黙 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
A S A ハリスン A. S. A. Harrison 山本 やよい

早川書房 2014-08-08
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内容(「BOOK」データベースより)
不動産開発業で成功を収めた夫トッド。彼を支えるサイコセラピストの妻ジョディ。二十年以上連れ添ってきた二人の生活に、ある日亀裂が入った。トッドの浮気相手が妊娠したのだ。まだ見ぬ我が子に心を奪われはじめるトッドと、すべてを知りながら何も言わないジョディ。二人のあいだの緊張が最高潮に達したとき、事件が起きる―。誰にでも起こりうる結婚生活の顛末を、繊細かつ巧妙に描いたベストセラー・サスペンス!


世界27カ国で戦慄した結婚生活、なんて帯のあおりを真に受けたのですが、私はダメでした。何がダメって結局ジョディへ感情移入できなかったことです。
夫であるトッド側と妻であるジョディ側を語る章が交互に出てくるという構成なのですが、トッド側の方が私にははるかに読みやすいです。それはジョディのある隠された過去が最後の最後で語られるため、その伏線を無理にすこーしずつ小出しているせいのような気がします。かといってトッドの方に肩入れするかというとそうではないです。どっちもちょっとなぁという印象。なのでラストは解せないです。
この小説、ニコール・キッドマン主演で映画化されるという報道があります。
えー。そうなのー。仕事、選ぼうよー。
(と書いた後ググったら、プロデュースもやるらしい記事を発見。そんなに気に入った?)
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