スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

恋の蛍

  • 2013/09/05(木) 06:33:58

恋の蛍: 山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)恋の蛍: 山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)
松本 侑子

光文社 2012-05-10
売り上げランキング : 219673

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


いっとき松本侑子さんの著書は新刊が出るたびに読んでいたのですがここ数年はちょっと離れていました。たまたま書店でこれを見つけ、久しぶりに読んでみようかなと購入。

内容(「BOOK」データベースより)
昭和二十三年六月、入水した太宰治と山崎富栄。天才作家と日本初の美容学校創立者の令嬢は、どのように出会い、恋に落ちていったのか…。いまだ謎に包まれる情死の真実とは!?二人の生涯、太平洋戦争、恋と創作の日々、残された家族の思いを、徹底した取材で描き、スキャンダル「玉川上水心中」の真相にせまった、愛の評伝小説。第29回新田次郎文学賞受賞作。


今回芝居の題材にしたエンデの「モモ」を読んでこなかったように、私、太宰治も読んだことはありません!(きっぱり)なのになぜこの小説に惹かれたのでしょうか。それはやはり私も富栄さんのことは水商売のひとだと思っていたからです。「そうじゃないんだ」という素朴な思いがきっかけ。
膨大な資料と丁寧な取材を元にした作者の目線は後書きに書かれているように富栄さんと太宰の物語というよりも、富栄さんのご両親、特にお父様に注がれています。時代に翻弄された富栄さんのお父様、山崎晴弘氏。手塩にかけた娘さんがマスコミや文壇の餌食になり、後生まで誤解されているのを松本さんはこの小説で食い止めていらっしゃいます。もちろん、これまでも富栄さんの本当の姿が出版されてはいるのですが、あまり多くの人の印象には残っていないのではないでしょうか。

ただでさえ苦手だった太宰治。ますます「なんてヤローだよ!」と思っています(^_^;。ただ、富栄さんの死後、晴弘氏が娘を理解しようと彼の作品を読んでいらっしゃったように、私も富栄さんの心の中にもう少し入り込むためにも、太宰作品を読んでみようかな。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。