【読了】縮みゆく男

  • 2013/09/09(月) 08:38:02

縮みゆく男 (扶桑社ミステリー)縮みゆく男 (扶桑社ミステリー)
リチャード・マシスン

扶桑社 2013-08-31
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内容紹介
スコット・ケアリーは、放射能汚染と殺虫剤の相互作用で、一日に7分の1インチずつ身長が縮んでゆく奇病に冒されてしまう。
世間からの好奇の目、家庭の不和。昆虫なみの大きさになってなお、孤独と絶望のなか苦難に立ち向かう男に訪れる運命とは?
2013年7月に逝去した巨匠マシスンの代表作を、完全新訳で25年ぶりに復刊。巻末には『ランボー』の原作者デイヴィッド・マレルによる詳細なあとがきも収録。
ジャンルを超えて人間の実存と尊厳を問う感動のエンターテインメント!
〈解説 町山智浩


何を書いても内容に触れてしまうことになるので記事を折りたたみます。
落としどころが予想外でそれに関してはとても好きなので★★★☆☆というところです。

そして今はダフネさんの「鳥」(短編集)を読んでます。冒頭の「恋人」でいきなり不思議な物語を書くひとだなぁと惹かれつつありますので、リチャードさん祭りは2冊でおしまいです。


〈ここから折りたたみ記事〉

徐々に縮んでゆく男の話ということなので、てっきりそのプロセスが繰り広げられるものだと思っていたのですが、中心にあるのは縮んでしまった彼の冒険活劇です。もちろん、プロセスについてもちゃんと書かれており、見せ物小屋との女性とのワンナイトラブとかコドモ並みになってしまった彼を弱者として世間が襲うとか、あるんです。しかし、物語の大半は1センチほどになった彼が地下室で生きてゆく中でのサバイバルライフの描写になっています。「正直、そう来たか~」と思いました。期待していたものとはちょっと違っていたのです。目の前で繰り広げられているような情景でエキサイティングではあるのですが・・・。

そして結末。私が持っていた物語の終わりはこうあるべきという固定観念というか常識を覆されてしまい、こっちは良い意味で「そう来たか!」でした。個人的に大好きな「物語の終わりからの余韻」があります。なのでそう考えたら★よっつでも良かったかな?ま、いいや。

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