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【読了】鳥

  • 2013/09/14(土) 11:20:03

鳥―デュ・モーリア傑作集 (創元推理文庫)鳥―デュ・モーリア傑作集 (創元推理文庫)
ダフネ デュ・モーリア Daphne du Maurier

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内容紹介
ある日突然、人間を攻撃しはじめた鳥の群れ。彼らに何が起きたのか? ヒッチコックの映画で有名な表題作をはじめ、恐ろしくも哀切なラヴ・ストーリー「恋人」、奇妙な味わいの怪談「林檎の木」、貴婦人が自殺した真の理由を私立探偵が追う「動機」など物語の醍醐味溢れる中短編八編を収録。『レベッカ』と並び称される代表作、初の完訳。


全部が素晴らしい!と手放し状態ではないので★★★★☆かな。出版が古いせいか良くある設定だからマイナスという意味であって、作家さんの筆力というか読ませる力は素晴らしいと思います。あとちょっと古めのイギリスでの暮らしに興味あるのでそれもあっての高得点。
感想は恒例の折りたたみで。


-折りたたみここから-

短編ひとつずつの感想を記しますがその前に。ここに出てくる人たちはみな、おうちにお手伝いさんがいたりするのですが、それってイギリスの中流クラスのということで良いのでしょうか。公爵夫人というバカ女も出てきますが、普通のおうちに住んでても地下にお手伝いさんが住んでいたり。人を使うって大変だろうなとは思うのですが、ごはんを作ってもらえるのはうらやましいです(^o^)/。

〈恋人〉 恋愛妄想暴走する男の恋物語。オチがあっさりし過ぎだし彼の今後をこちらが妄想するとかわいそうではありますが、きっとこれからもこういうひとり恋愛をやっちゃうんだろうなーと思います。
〈鳥〉 ヒッチコックの映画の原作がこんな数ページのお話とは。いつだって田舎は後回し、都会が先ってのはまるで福島をなおざりにして盛り上がる東京オリンピックじゃないっすか!という見方も出来るこの小説。かなり救いがないです。大丈夫なのかな・・・。
〈写真家〉 この小説が★のランクを下げちゃってるのが残念です。だって、どう考えても最後はそうなるでしょう。写真撮らせてんだよ!という「柱」の部分は古くさくてオチが分かるのですが、描写に関してはとてもおもしろく読めました。舞台はフランスのどっか西海岸なんでしょね。しかしひどい女なだなー(笑)。
〈モンテ・ヴェリテ〉 Amazonでのレビューがこぞってこれを褒めているのですが、私は普通でした。神秘的だし(本当にいろんなジャンルを書きこなす作家さん!)目の前で繰り広げられているような描写にはすごいなーと思うのですが、うーん、特にこれがいちばん、というほどでもなかったです。ただね、「呼ばれる」ってことは本当にあると思う。そういうこと信じてるから普通に思えるのかな?
〈林檎の木〉 これもジャンルとしては世にも奇妙な的な内容。これもそういうオチなんだとは思いましたが、そこをどう持って行くかってのが読ませるかつまらないかの違いなんだと分かりました。
〈番〉 最後の最後で「ほお!!!!」と。騙されたような気もしますがちょっとほんわかします。
〈裂けた時間〉 結局パラレルワールドに迷い込んでるのはミセス・エリスなのかグレースなのか。孫がなついているからミセス・ハリスなのだろうけど、だったらいくら幼い頃から寄宿学校暮らしだったとはいえ、なぜ娘は気づかないのか?ちょっと分からんです。
〈動機〉 ミステリーです。純粋にどうなるんだろう?とドキドキしながら読んでいきました。題材が自殺の原因は何か、なんですから仕方ないのですが落としどころが悲しすぎました。ただ探偵さんの男気は素敵。

彼女の翻訳作品は少ないそうですがこれから探して読んでみます。20代の頃に読んでたらV・C・アンドリュースにハマったぐらいの勢いで読みまくってたかも。あ、翻訳作品が少ないから読みまくれないか。

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